BODYSCOPEスポンサー紹介連載・はじめます

 2018年2月。フリーペーパーとしてBODYSCOPEを発行したい!!と思って、それにかかる予算を大まかに計算したらかなりの額になりました。

 そもそもフリーペーパー発行の目的は、世の中の人にもっと身体の面白さを知ってもらうこと。奇妙で絶妙な身体の世界を覗いてもらうこと。『個々人の身体についてのリテラシーを上げていくために、まずは身体に興味を持ってもらうような草の根活動をしたい』。だからまずは継続して手に取ってもらえるような体裁を目指したいと思っていました。少しいい紙を選んで綺麗に自宅で印刷するにはレーザープリンターを使いたいし、配布してくれる人を見つけてもその人に送るには配送料もかかるし、自分がどんどん赤字になっていっては続かないし・・などなど、理想を実現するには大きな元手が必要だということがわかりました。

 PDFにして配布することも考えたのですが、手描きで手印刷で手弁当で(違、とかいろいろ理想と妄想が膨らんで、これはどなたかに金銭的な協力を求めるしかない!と思ったのがスポンサー探しのきっかけでした。


 「わたしこれやりたいんです」は、これまでの人生で散々口にしてきましたが「金銭的に協力してください」とお願いするのははじめてでした。フリーペーパーの発行自体もはじめてなので、そこにどんな手間が発生するのか、どんな形でどのくらいの人に配るのか、そういったことも想像はしていても未知数のまま、最初に描きあげた2枚の原稿を写真に撮って、数人の知り合いにコンタクトをとりました。

 突然、知り合いからお金出してくださいとお願いされる・・・クラウドファンディングが盛んになって事業の応援としての支出は珍しくなくなってきましたし、わたしもいくつもファンディングに参加してきましたが、名指しで「お願いします」とお金を無心されることはなかなかないのではないでしょうか。。なんと図々しいことなのか、と思います。ですが、『この活動には意味がある!』と盲信していた(盲信している)わたしは恥ずかしげもなく知り合いにメッセージを投げました。


 20人くらいお願いしたら、10人くらいは協力してくれるかもしれない・・10人集まらなかったら30人お願いしよう・・などなど後先何も考えずにスタートしたスポンサー探しでしたが、実際にはかなり早い段階で9人の方がほぼ二つ返事で(もちろん支出する側としての様々な質問を投げかけてくださった上で検討いただいたのですが)1年間の協力を引き受けてくださいました。そして、お声かけした全員から、色々な助言をいただくことができました。わたしの未熟な計画にたくさんの方が時間と思考の手間を使って応援をくださって、本当に感謝してもしきれません。


 スポンサーの9名のみなさまは、それぞれが「身体」や「生活」に関わるプロフェッショナルとして事業を展開する経営者でもあります。スポンサーをお願いしてから、それ以降も、公的な助成金のご紹介などしていただいたり、著作権や配布後のフリーペーパーの活用などご意見いただいたり、スポンサーを募る際にどのような形式での契約として成立させるか相談に乗っていただいたり、目標部数やコスト計算について検討してくださったり、金銭的な協力だけでなく運営面での多大な手助けをしていただいています。


 BODYSCOPEももうすぐ第4弾の発行を迎えることとなり、続けていくための金銭的・時間的・技術的なリズムも整ってきて、やっと、スポンサーの皆さまにきちんと顔向けできるような状況になったような気がしてきました。ので、わたしの理想を時実現するために協力してくださっているみなさまを、感謝を込めてご紹介したく、連載をはじめたいと思います。


わたしと、その人、との関係。

その人が大事している(とわたしが思っている)もの。

そして、その人が、今、なにをしているのか。

こういった事業に「お金を出そう!」と決断してくださる方々の紹介を、ぜひご通読いただければと思います。


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AI EHARA's WebSite TOPpageには日々のつぶやきをブログ形式で掲載しています。現在の活動の詳細はABOUT ME・WHAT I DOのページへどうぞ。